今夜も満月

神宮寺レン担、シャイニング事務所に生かされてる。根っこにJ事務所。時々H!P。

森は見つめている~リコリスの森発売おめでとうございます~

リコリスの森発売おめでとうございます。

シャイマスというシリーズ三部作のラストを飾るのは「リコリスの森」です。

 

タイミングとしては、フラゲして→日付変わってプリツイ稼働→みんなが寝静まったときに聞き始める→混乱したまま寝る→プリツイ稼働で起きる

という感じだったので、何も知らずワクワクしながらツイッター開始を見れて気持ちを高められましたし、聞いたその後1日は逆にツイッターに救われていました。

用事が色々入ってただけでしたが、いいタイミングに聞けたなと思います。

 

 

以下考察でもなんでもない感想です。

Twitterでふせったーにてあげていたものです。

ネタバレあるのでダメな人は早く聴いてください〜最高だったよ〜

 

 

 

‪正直一十木音也がここまで芝居出来ると思ってなかった。

私の中で音也は演技派じゃないけどまぁ若手イケメンの枠としてちょろちょろ演技仕事貰ってて、メインの役も「音也らしい」主役感というか。だからここまで出来るなんて……って、完全に言い方悪いけど音也のこと舐めてた。‬


‪ブラッドはみんなに愛されている男の子。‬
‪いつも笑顔を絶やさず…‬

 

‪この音也って、NEXT DOORを経た音也なんだよね。‬
‪もし音也がNEXT DOORを経て無かったら、「笑顔の本当の意味」を間違えたままだったら、いつかブラッドみたいに、形は違えど爆発してしまうときがきたかもしれない。‬

 

「それはそれは美しい少年」「心優しく、誰に対しても愛嬌を振りまく」「母親を早くに亡くしたというのにひねくれることなく、明るくまっすぐ育って」「まさに花のような子だ」「かわいい顔」「明るい笑顔」「燃えるように美しい赤い髪。この世の幸せを、全て集めた恵まれた健康な体。」


ブラッドを褒める言葉の数々。音也とブラッドは同一人物では無いし、一人称も違うし音也もガッツリ演じてるけど、
ブラッドはNEXT DOORを経験しなかった音也
のifの1つのように見えた。
『笑顔の本当の意味を間違えてた』ままの音也のifの姿。


兄に愛されるため、村のみんなに可愛がられるため、「常に笑顔で愛嬌のあるブラッド」を無意識に作り出していたブラッドは、結局黒ずきんとして押し殺していた感情をああいう形で爆発させてしまったわけで。ブラッドは本能的に「常に笑顔で愛嬌のあるブラッド」で無ければ生きていけないことを知っていたんじゃないかな…。愛に飢えていたし、兄に嫌われてはいけないっていうのも分かってたと思う。無意識に。


音也も瑛一に暴かれるまで「笑顔と愛嬌が無ければ生きていけないから、絶やしてはいけない」と無意識に分かっていて作り出していたんだろうと思う。
でも音也は瑛一に暴かれて、「笑顔の本当の意味」を知ることが出来たから、リコリスの森のような悲劇にはならないよ。


リコリスの森のような悲劇っていうのは、リコリスの森の話の中で、ブラッドがバッドエンドだったのか、とは別の意味ね。
リコリスの森の話はまぁ「メリーバッドエンド」というやつじゃないですか。だからブラッドとランドルフ(と黒ずきん)的にはある意味ハッピーエンドだと思うんだけど。


でも、ST☆RISHの一十木音也と絡めて見たリコリスの森の悲劇っていうのは、「笑顔や愛嬌の仮面を被らなくても、自分を信じて愛してくれるか」ということで。ST☆RISHの一十木音也は、愛して信じてくれる仲間を手に入れたから、その世界を壊さずに済んだ。でもブラッドはそういう存在を手に入れられず、結局リコリスの森の世界では幸せになれないから、ランドルフと次の世界を選んだ。


リコリスの森の悲劇っていうのは、次の世界を選ばざるを得なかったことだと思う。


この世界では無理だと、この世界を否定して絶望して、希望のない状態っていうのは、やっぱり悲しいことだと思うから。
ブラッドが、家族や村のみんなやランドルフと幸せに暮らせれば良かったのに、そんなのどう考えても無理な世界で、それはとても悲しいことだと思う。だってブラッドは、多分それを望んでいたんだと思う。でも叶わないから、一番欲しいものだけは…ってランドルフを選んだ。


音也が次の世界では無くて、この世界を選んでくれて本当に私は嬉しいし、一ノ瀬トキヤと一緒にこの世界で歩んでいくのを見守ることが出来るなんて、なんて幸せなんだろうって思う。

 


実はこのブラッドは音也のif説、ロスアリのときも凄く思ったんだよね。
チャールズはなっちゃんのifの姿なんだなって。
チャールズは、砂月が生まれず閉ざさなかった四ノ宮那月の姿なんじゃないかなぁって。
なっちゃんは一般的に見たら変わり者だと思う。今じゃ事務所の面々は受け入れて接してるけど、最初の頃は皆なっちゃんの扱いに困ったり戸惑ったりしてる。
なっちゃんがあんなに穏やかな性格なのは、怒りっていう感情を砂月という人格に押し付けることで、自分の中には存在しないようにしているから。だから砂月は基本的に凶暴で暴力的なんだろう。
チャールズが砂月が存在しない那月のif姿っていうのは、怒りの感情を上手く受け入れて、砂月を作り出さなかった、普通に育ったなっちゃんはこんな感じなんじゃないかな?と思ったから。四ノ宮家じゃなくてリドル家で育ったらな
っちゃんはこういう風になっていたんだろうなという。因みに砂月と一緒になった後のなっちゃんじゃないよ。元々砂月が存在しないやつ。まぁ環境によって…って言い出したらそんなん言い出したらキリがないんだけど。

 

トロワのカミュは考えていなかったし、その説はあんまり当てはまるか分からないけど、チャールズもブラッドもなっちゃんと音也とは違う雰囲気の役だけど、本質的には似ているというか、やっぱり配役あってるなと思う。


配役したの誰ですか?脚本書いたの誰ですか?当て書きですか?天才ですか??本当にありがとうございます。

 

いやでもそれを言い出したら、チャールズとブラッドだけでないとおもう…。なんていうか、今回のシャイマスという企画は、本当に凄かった。役名も役も演じ方も今までの当て書きです!っていう役とは違って、全然違うアプローチだった。劇中劇でここまでやれるのは本当にファンを信頼してくれているんだなって嬉しくなったし、これを!求めていた!っていうのが叶った。うたプリを応援していて、うたプリに見ている夢がどんどん叶っていく。


全然違う役を演じているんだけど、ちゃんとそれぞれの役に彼らの要素というものがあって、それが凄いなと。だから、全く違う役なんだけど、稽古していって自分の「そういう一面」を見つけたり向き合ったり…っていうことをきっとしたんではないかな。

 

 

以上です。ふせったーに上げたのをちょびっとだけ書き直してあげました。

こんなグダグダ書いてますけど、全部まだ1回しか聞いてないから、そろそろもう1回聞きたいですね。トロワのことももっと考えたいし。

 

リコリスの森、曲としてはイントロのギターがかっこよすぎて、エッこんなイントロ!?とビックリしました。視聴のときには無かったのですごくいい意味で裏切られました。

企画展も楽しみです。

 

 

みつき