旅立つ日が来ても、私は忘れない。
15th memorial Liveに行ってきました。
イラスト付きのフラスタ素敵で撮らせて貰いました。
大人の事情というやつで、作品名は出してはダメということで、読みづらいかと思いますが、察して下さい。
私の女児時代で最も思い入れの深い「人魚姫の作品」が15周年だそうです。作品スタートのとき私は9歳。そこから約3年の放映期間で最終回のとき私は12歳だったんですね。小学6年生。
ちゃおっ子だったので、なかよしで連載していた原作は友達の家で読んでいました。
よく友達とイラストを交換ノートに描いてたなぁ。
人魚の国のお姫様が、海を支配しようとする悪者と戦いながら、昔難破船から助けた人間の男の子との初恋に奮闘する話です。
悪者をやっつけるのは、人魚たちの歌声。変身してドレスアップして歌を歌って敵をやっつける。
敵キャラもレギュラーキャラは歌があって、その歌で人間を洗脳しようとしたり人魚たちを苦しめてきます。
曲の前には毎回「ぴちぴちボイスでライブスタート!」という口上があって、歌い終わって敵をやっつけると「ラブシャワーぴっち!アンコールはいかが?」という口上で締められます。
ライブでももちろんその口上が聞けて、すごくテンションが上がりました。
正直言って、アニメは全話見てたし、漫画も全巻読んでるけど、リアルタイムのとき以来、見返したりはしていません。でも、当時家でカラオケが出来る「イーカラ」というおもちゃがあって、アニメでキャラクターが持ってるマイクと同じデザインのが売られていました。勿論持っていて、曲も何度も歌ったし、ミニゲームも何度もやっていました。
そのイーカラのおかげでね、歌がね、歌えるんですよ!!(笑)イーカラは偉大。敵の曲もイーカラに入っていたので、敵キャラまでばっちり。(寧ろ敵の曲が好きでイーカラで歌いまくってた!なんて友達もいた)
なので、私にとってこの作品は曲との思い出が詰まっているんですね。
女児向けアニメなので、曲が凄くいいんですよ。愛と勇気と希望。恋と友情と未来。私はそういうのが大好きです。
この曲たちに何度励まされたことか。
アニメは見返してなかったんですけど、1人の暗い帰り道とか、お風呂の中とか、ベッドの中とか、たまに口ずさんでいました。宝箱の中から、たまに取り出して眺める感じ。
二年くらい前に、ふと聞きたいなぁとYoutubeで検索したら出てきて、感動した記憶があります。なんでも出てくる。
ライブの話しに戻ると。
声優さんのことは全然分からなかったんですけど、主人公の声優さんの声を聞いて、あぁ!とすごく感動しました。癖があるからすぐに分かってジーンとしました。
ライブで何がよかったって、私が大好きでずっと宝箱に入れていたものを、同じように大切に思っている人が他に700人もいたこと。チケット売り切れた後も求めてる人がいて、実際には700人以上もいること。
声優さんに「あの頃の女児たち~!」と言われて、すごくすごく嬉しかったです。あの頃の女児たちたくさんいた!!
あの頃の女児たちのために、ライブをしたくてようやく実現出来たと言っていて、嬉しすぎて、本当に行けて良かったと噛み締めました。
憧れていたキャラクターたちの年齢はとっくに越して、彼女たちみたいな学生生活や恋愛が出来たわけではないけど、愛と希望を持って生きていくことは出来ていると思います。
大切に大切にしていた宝物を、ずっと持っていてくれてありがとう、と肯定してもらっている事実に本当にずっと涙が止まらなかった。
どの曲を聴いても、好きだという気持ちが溢れて仕方がなかった。
主人公の声優さんと主人公の親友役の声優さんは、当時中学生だったそうで、アフレコをしながら高校受験をしたとも言っていました。
1話の拙い芝居に恥ずかしがって全て自主回収したい!と言っていました(笑)
確かに今見返すと、お世辞にも上手いとは言えない芝居ですが(笑)それも全部ひっくるめて私の心の柔らかいところに居続けてくれた作品です。
そういうコンテンツに出会えたことが、本当に幸せだし、こうして大人になった今また肯定してもらえる時間に巡り合えて幸せです。
ライブを開催して下さって、本当にありがとうございました。
願わくば、今を生きる子供たちにも、そういう宝箱にずっとしまっておけるような、素敵な娯楽と出会えますように。
歌いたすぎてカラオケ行きました(笑)
ほんとに名曲揃い。大好き。
七つの海より愛をこめて、マーメイドプリンスより。