アイドルは遠い宝石であって欲しい
アイドルにはステージにいてほしい。
アイドルにはテレビの中にいてほしい。
アイドルには雑誌の中にいてほしい。
握手会は貴重な瞬間であって欲しい。
どうやったって手の届かない存在でいてほしい。
私たちとは違う、選ばれた特別な女の子・男の子であって欲しい。
群雄割拠のアイドル戦国時代、日本国内だけでなく、K-POPも強い。
AKBは「会いに行けるアイドル」というキャッチで天下を取ったし、ジャニーズもYoutubeでチャンネルを持ち、鎖国が開かれてきた。
距離が近い。
アイドルと我々の。
違うんだ。私はアイドルとの距離が欲しいんだ。
広いステージ、広い客席の中、汗を流して命を削ってまばゆいステージライトを浴びるアイドルが見たいんだ。
もちろん、ファンサが貰えれば飛び上がり泣くほど嬉しいし、握手やハイタッチが出来るなら心臓が口からでるほど緊張しつつも嬉しい。
狭い箱でパフォーマンスが近くで見られるのだって嬉しい。
Youtubeでいつでも見られ、人にも見せやすいのも嬉しい。
ツイッターのアカウントでオフショットが上がるのも嬉しい。
嬉しいよそりゃ!!!!!!!
嬉しい、嬉しいけど、違う!
それが当たり前であって欲しくないんだ!!
ファンサだって握手だって、オフショットだって、特別なものであって欲しい。アイドルを安売りしないで欲しい。ものすごく特別な物凄く価値のあるものであって欲しい。
全員が全員テレビや雑誌に出られるわけじゃないし、雑誌に出られるわけじゃない。
いつでも新規を捕まえなきゃいけないし、少しでも長くファンでいてもらわないといけない。
企業努力であり、時代の変化だということは分かっている。
わかった上で、それでも!!
遠い特別な存在であってほしい。
みつき