今夜も満月

神宮寺レン担、シャイニング事務所に生かされてる。根っこにJ事務所。時々H!P。

アイドルの寿命

うきうきハッピーな新情報が目白押しな中、2つ、私に苦しい出来事が。シャイニング事務所の面々もアイドルという職業をしているから、何となく考えてしまった。



1つは、ハロープロジェクト嗣永桃子(Berryz工房/Buono!/カントリー・ガールズ)さんに、声帯ポリープが見つかり治療の為に活動休止を発表したこと。

2つ目は、ジャニーズ事務所の池田優(ジャニーズJr.)さんが(恐らく)退社したこと。


1つ目の嗣永桃子さんのこと。
嗣永桃子さんは「ももち」の愛称で知られるハロープロジェクトの一員だ。Berryz工房というグループでデビューし、その後Buono!というグループにも抜擢され、Buono!ではリーダーを務める。2015年3月3日をもってBerryz工房は無期限活動休止になり、その後カントリー・ガールズのプレイングマネージャーとして、若手たちと共に再びステージに立つ。
ツインテールの先を外側にカールしたヘアスタイルは「ももち結び」と称し、決め台詞は「許してにゃん」のぶりっ子アイドルして名を売ったももちだが、実際はバラエティで体を張ったり、アイドル活動と大学生活を両立させたり、真面目でしっかり者の印象がある。

大学では幼稚園・小学校の教職免許を取得し、卒業したももちは、Berryz工房が実質解散となったときに、そちらの道を進むことも出来たし、安定した人気や知名度を考慮したら、ソロアイドルとして再活動することも出来たはずだ。それでも、若手グループの一員となり、後輩を指導する立場を取った。きっと彼女なりのアイドルの在り方を考えた結果なのだろうな、と思い陰ながら応援している。

ファンから「嗣永プロ」とあだ名されるほど、彼女はプロ意識が高い。さほど詳しくない私でも、彼女の一貫したキャラクター性などを見ていると感じる。そんな彼女に、声帯ポリープ声帯ポリープという病気自体私は全く知らず、ただ、アイドル生命を脅かす存在だということは分かった。何らかの治療を施せば、またステージに立てるのだろう。先のスケジュールで、コンサートと握手会だけはキャンセル発表されたが、なるべく早く戻ってくると言う本人の言葉を見て、私は希望を持っている。悲しいことには悲しいが。とにかく早く良くなって欲しい。
カントリー・ガールズの他の面々は、まだまだ若手で、ももちが居ない中でコンサートを行うことを余儀なくされた。抜けた穴は大きいだろう。個々人の力が試される時になると思う。踏ん張って欲しい。


2つ目の池田優さんのこと。
手越祐也(NEWS)さんや八乙女光(Hey!Say!JUMP)さんなどと同期として入所したジャニーズJr.で、Jr.内グループ、MADのメンバー。2003年のコンサート以来2014年(最新)まで嵐のコンサートでバックダンサーを務めている。
私は嵐のコンサートを見ていく中で彼の存在を知り、彼はいつもバックについてくれているな、と勝手に感謝をしていた。数いるJr.の中ではもう年長組であり、ステージに立つことは安定感がある。私は、彼やJr.の担当では無いものの、もう10年以上嵐組としてバックダンサーをしてくれているのだから、なんとなく身内みたいな感覚抱いており、陰ながら応援していた。

そんな彼の名前が、公式サイト内から消えていた。
ジャニーズ事務所には、何人もの「ジャニーズJr.」と呼ばれる、事務所に所属しているもののCDデビューをしていないタレントがいる。彼らは基本的に、CDデビューをすることを夢に見て、アイドル活動をする。年齢は、小学生〜アラサーまで多く存在する。
CDデビュー時の年齢は、多くが十代であり、フレッシュさと初々しさが世間に映る。
年を重ねるごとに、ダンスなどのステージでの技術は身につく反面、CDデビューへの道は遠ざかる様に見える。安定感もあり、ファンも固定されていくのだろう。同い年の友人たちが進学や就職で悩む時期に、彼らも「デビュー出来るか分からない中、このまま続けていくべきなのか」と葛藤する。バックダンサーや振付師、最近では生田斗真のような俳優枠として生き残る道も無くはない。
でも、辞めた。
いや、″恐らく″辞めた。ジャニーズ事務所は、ジャニーズJr.の退所について明言はしない。名前が消え、彼がいた場所に他のJr.が入るまでだ。身体の故障で辞めざるを得なかったのか、元々いつまでと決めていたのか、円満なのか揉めたのか、大袈裟かもしれないが、生きているのか死んでいるのかすら分からない。
11月から、今年の嵐のコンサートツアーが始まる。そこが最後の望みだろう。名前が消えている時点で、もう薄い望みかもしれない。彼の決めた道ならば、応援するのもまたファンとしての在り方なのかもしれない。でも私は、切なくて堪らない。



ST☆RISHは6人でデビュー後愛島セシルを加入して7人になった。それぞれキャラクターは出来てきているし、チームとしての力も持っていると思う。しかし、人気の差があるのは拭えない事実だし、ファンの色もある。デビュー時からWセンターを務める音也とトキヤがもし何らかの理由で活動を休止したら…。財閥の息子である聖川や神宮寺が、財界に戻らなくてはならなくなったら…。翔ちゃんの病気が再発したら…。なっちゃんがソロ活動を選んだら…。セシルが国へ帰らなければならなくなったら…。

うたプリアワードでは、デビューして早くも解散の可能性を突きつけられた。新人賞を意味するうたプリアワードだが、盛り上げるためだろうと私はあまり危機感を抱いていなかった。ST☆RISHを信じていたし、事実ヘブンズも解散は免れた。
しかし、7人でST☆RISHとしてやっていけることが、どれほど奇跡的なことなのか。当たり前のことでは無いのだと、今回の件で実感した。
あと何年、7人でアイドルが出来るかは分からない。でも、いつか来てしまうかもしれない時から目を伏せ、「ST☆RISH Forever」「永遠ST☆RISH」いう言葉をただ盲目的に信じていきたい。
そう思わずにはいられないほど、ST☆RISHとして輝く彼らが好きだ。

最後に。
嗣永さんと池田さんの今後の活躍も、陰ながら応援していきます。


みつき